「タイトルは聞いたことあるけど、何がそんなにいいの?」
「知ってはいるけど、見たことはないなぁ・・・」
そういう映画って結構ありませんか??
特に時が経つに連れて、どんどん昔の映画に手を出しにくくなっていくことありますよね?
今回は、有名かつ名作!ハートフルコメディ映画をご紹介します。
映画【天使にラブ・ソングを・・・】
テンポの良いストーリーと思わず歌いだしたくなるような楽しい歌唱シーンは必見です!
本国アメリカでも、ロングランヒットを記録した名作。
今日は、名作をみて楽しみましょう~!
【天使にラブ・ソングを・・・】の作品情報
引用元:「映画.com]より
作品紹介
- 公開時期:1992年
- 製作国:アメリカ
- 日本公開:1993年4月17日
- 時間:100分
- ジャンル:ドラマ、コメディ、音楽
- 監督:エミール・アルドリーノ
ひょんなことから修道院に匿われることになった破天荒なクラブ歌手「デロリス」が、大騒動を巻き起こします。
堅苦しい修道院に新たな風を吹き込んでいく主人公「デロリス」を描く、ハートフルコメディです!
こちらの作品は、本国アメリカでも6か月のロングラン大ヒットを記録しました!
特にテンポの良い展開と魅力的な歌唱シーンは注目です^^
【天使にラブ・ソングを・・・】の登場人物&キャスト
デロリス・ヴァン・カルティエ/シスター・メアリー・クラレンス(ウーピー・ゴールドバーグ)
修道院に変革をもたらす破天荒なクラブ歌手。
事件の目撃者として、安全のため堅苦しい修道院に匿われることに・・・。
デロリスを演じたのは、ウーピー・ゴールドバーグです。
彼女はこの作品のヒットにより、一躍世界的に有名になりました。
他にも【ゴースト/ニューヨークの幻】の出演し、アカデミー助演女優賞を受賞しています。
修道院長(マギー・スミス)
デロリスに手を焼く、堅物で生真面目な修道院長。
修道院長を演じたのは、マギー・スミスです。
アカデミー賞受賞歴もあるイギリスの大女優です。
この作品以外にも【ハリーポッター】シリーズのマクゴナガル先生役でも有名です。
メアリー・ロバート(ウェンデイ・マッケナ)
引っ込み思案で内気な若きシスター。
次第にデロリスの影響を受け、変わっていく・・・。
メアリー・ロバートを演じたのは、ウェンデイ・マッケナです。
彼女もこの作品で知名度が上がりました。
最近は、主にテレビドラマで活躍されているようです。
ちなみに歌唱シーンは彼女だけ吹き替えとなっており、実際にはアンドレア・ロビンソンが担当しています。
その他の登場人物たち
・メアリー・パトリック(キャシー・ミナジー)・・・若く大柄で太ったシスター。ソプラノ担当。
・メアリー・ラザラス(メアリー・ウィックス)・・・年長のシスター。アルト担当。
・エディー・サウザー(ビル・ナン)・・・殺人事件の捜査とデロリスの警護を担当。彼女を修道院に送り込む。
・ヴィンス・ラ・ロッカ(ハーヴェイ・カイテル)・・・マフィアのボス。殺人現場を目撃したデロリスを狙う。
あらすじ
クラブ歌手のデロリスは、地域一帯を縄張りとするマフィアのボス、ヴィンスの愛人。
別れ話を切り出そうとヴィンスの部屋に乗り込んだところ、たまたま裏切り者を殺す現場を目撃してしまいます。
このことでマフィアから命を狙われるハメになってしまったデロリスは、警察の重要証人としてカトリック修道院で匿われることに。
「シスター・メアリー・クラレンス」として生活を送ることになったデロリスですが、天真爛漫な態度に周りのシスターたちからは煙たがられてしまいます。
デロリスも修道院長が目を光らせる不自由で堅苦しい修道院での生活に辟易していました。
そんなある日、修道院の聖歌隊があまりにも下手なのを耳にしたデロリスは修道院長の勧めもあり聖歌隊の指導にあたることになります。
下手な聖歌隊を鍛え上げ、聖歌をゴスペル風やロック風にアレンジすることで一躍町の人気者になり、閉鎖寸前だった修道院も人が集まるように。
聖歌隊の活動を通して、シスターたちとも心を通わせていくデロリスでしたが、堅物の院長とは確執が広がるばかり。
さらに、デロリスにはマフォアの手も迫ってきていて・・・。
【天使にラブ・ソングを・・・】の感想 ※ネタバレあり
見ているこちらも引き込まれる!圧巻の歌唱シーン!!
なんといっても、一番の見所は聖歌隊の歌うシーンでしょう!
最初は、バラバラで聞くに堪えないひどい合唱でした^^;
ところが、デロリスが指揮をとるようになってから初めてのお披露目した曲「Hail Holy Queen 」。
歌い出しから最初とは比べ物にならないくらいの美しい讃美歌が響き渡ります。
デロリスとシスターたちの練習を見ていた側としては、ここでニッコリしてしまうでしょう^^
すると中盤から突如として曲調が変わり、軽快な手拍子がはじまります!
さっきとは打って変わって、ゴスペル調にアレンジされた曲が手拍子に乗せて軽快に歌いだされます。
見ているとノリノリでこちらも自然と体が揺れ始めて、思わず手拍子をしたくなってきます(笑)
私が特に印象だったのは、メアリー・ロバートが歌うところ。
内気でおどおどして声も小さかった彼女が歌になったとき、大きな声で思いっきり歌っているのをみると成長したなぁとどこか嬉しさを覚えましたね。
そして、歌というものの素晴らしさを改めて感じました。
これ以外にも60年代のアメリカのヒットソングが多く使用されているので、とても楽しんでみることができます~!
デロリスを迎える個性的なシスターたち!
デロリスがやってきた修道院では、たくさんのシスターたちがデロリスを迎えてくれます。
気弱なシスター、陽気なシスター、年長シスター、そしてお堅い院長。
さまざまなシスターたちがいるなかで最初はデロリスに好意的でないシスターももちろんいますが、歌を通して心を通わせていきます。
歌いながらみんなが本当に仲良く、楽しそうにしている姿は見ているこちらも楽しい気持ちになってきます!
さらに、デロリスと出会ったことでシスターたちにもそれぞれ変化があります。
先ほど挙げたメアリー・ロバートももちろんそうですが、なんといっても院長でしょう!!
破天荒なデロリスとお堅い院長は、まさしく水と油といったところでしょうか。
最初は全くそりが合わず、聖歌隊の方針でも意見がぶつかり、院長にいたっては修道院を去ろうとするところまで思い詰めてしまいます。
しかし、いざデロリスがヴィンスたちに拉致されてしまうと他のシスターたちと共に救出に向かい、咄嗟の場面でもデロリスを庇ってくれるのです。
いやー。最初からギクシャクしていた二人の関係がどうなることかと思いましたが、無事に和解して院長も修道院に残ってくれることになったし、すごく温かい感じで落ち着いてくれて本当に良かったなという感じでした。
個人的には堅物の院長がデロリスを心配して、そして庇ってくれたところがぐっときましたね。
そして、マギー・スミスの演技が本当に好きでした^_^
まとめ
- 楽しい歌唱シーンは見もの!60年代のヒットソングも楽しめる
- シスターたちとデロリスの絆にぐっとくる
- 全体的に話のテンポがよく、観ていて飽きさせない
- コメディでみんなで最後まで楽しめる
見ていてやはり「映画×歌」は最強だなと思いました!!
もともとミュージカルが好きなので、個人的には映画に歌が出てくるとやはり楽しいですね^^
といっても、ミュージカルのようにセリフ調で突然歌い出すとはないので(笑)
ミュージカルが苦手な方でも、めちゃくちゃ楽しめる作品だと思います。
そしてなんといっても、ウーピー・ゴールドバーグやマギー・スミスといった実力派女優達のコミカルで楽しい演技と歌唱シーンは一見の価値ありです。
大ヒットした映画なのでタイトルを知っているという人も多いと思いますが、まだ見ていないという方はぜひ見てみてください!
余談ですが、原題は「SISTER ACT」といいます。
私は大人になるまで、邦題とは随分違っていることを知りませんでした。
邦題を「天使にラブ・ソングを・・・」にしたセンスがまた良いなぁなんてしみじみ思っています^_^
それでは。