【映画】おしゃれ映画の金字塔!フランス映画「アメリ」

映画「アメリ」の画像
引用元:「ソニー・ピクチャーズ公式」より
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なんか、いい感じの映画がみたい。

騒がしすぎず、かといって重すぎず、気楽にみれるけど、バカっぽくない。

心あたたまる話もいいけど、もう少しスパイスが効いててほしいなぁ。

そんな方の希望をたった1本の映画が叶えます。

フランス映画「アメリ」

1度は聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?

本国フランスでも、国民的大ヒットを記録した恋愛映画です。

『アメリ現象』という、映画の世界観を真似る女の子たちが急増しました。

聞いたことはあるけど、まだ見たことないしそこまでじゃない、、、。

と思っているなら、1度お試しください。

ちょこはれ

人によっては、中毒性があらわれます~

目次

「アメリ」の作品紹介

映画「アメリ」の画像
引用元:「ソニー・ピクチャーズ公式」より
  • 公開時期:2001年4月
  • 製作国:フランス
  • 日本公開時期:2001年11月
  • 上映時間:121分
  • ジャンル:ドラマ、恋愛、コメディ
  • 監督:ジャン=ピエール・ジュネ

パリ・モンマルトルを舞台に、空想好きのヒロイン「アメリ・プーラン」の日常と不器用な恋を描いたロマンティックコメディ。

愛らしさやポップに溢れる映像の一方で、ブラックユーモアや奇妙な登場人物たちが描かれていきます。

ミュージカル化もされました。

アメリ現象

フランスをはじめ、世界中でヒットし『アメリ現象』という社会現象を記録しました。
当時、アメリのような前髪を短くしたおかっぱヘア、クリームブリュレ、赤い壁紙の部屋、インテリアなど映画の世界観を真似る女子たちが急増しました。

「アメリ」の登場人物&キャスト

アメリ(オドレイ・トトゥ)

人とのコミュニケーションが苦手で、空想好きなヒロイン。

実家を出て、モンマルトルのカフェ「カフェ デ ドゥ ムーラン」のウェイトレスとして働いている。

「アメリ」を演じたのは、オドレイ・トトゥです。

フランス人女優である彼女は、この【アメリ】によって一気にスター女優となりました。

出演作品には、ジャン=ピエール・ジュネ監督と再びタッグを組んだ【ロング・エンゲージメント】、ヒロインのソフィー・ヌヴーを演じた【ダ・ヴィンチ・コード】、主人公のココ・シャネルを演じた【ココ・アヴァン・シャネル】などがあります。

ニノ(マチュー・カソヴィッツ)

他人の捨てられた証明写真を集めるという少し変わった趣味を持つ、アメリの思い人。

「ニノ」を演じたのは、マチュー・カソヴィッツです。

彼はフランス人俳優であるだけではなく、映画監督、脚本家の顔も持っています。

1995年に【憎しみ】というフランスのスラムの若者を描いた映画が大ヒットし、

カンヌ国際映画祭監督賞を受賞しています。

俳優としても、20本以上の映画に出演しています。

その他の登場人物たち

  • レイモン(セルジュ・メルラン)・・・骨が脆いため外出できず、部屋で絵を描いている老人。
  • リュシアン(ジャメル・ドゥブーズ)・・・片腕のない青年。コリニョンの店で働く。
  • コリニョン(ユルバン・カンセリエ)・・・食料品店を経営する。リュシアンの扱いがひどい。
  • マダム・シュザンヌ(クレール・モーリエ)・・・アメリのカフェの女主人。元サーカス団員。
  • ジョゼフ(ドミニク・ピノン)・・・ジーナの元彼。ストーカー気質。ジーナを監視する。
  • ジーナ(クロティルド・モレ)・・・ジョゼフの元彼女。ジョゼフの監視にうんざり。
  • ジョルジェット(イザベル・ナンティ)・・・カフェのタバコ売り場担当。年中、体調が悪い。
  • マドレーヌ・ウォラス(ヨランド・モロー)・・・アメリのアパートの管理人。幸薄な未亡人。

「アメリ」のあらすじ

アメリは、冷淡な元軍医の父親と神経質な元教師の母親のもとに生まれました。

幼いことから両親にあまり構ってもらえず、さらに父親がアメリを心臓病と勘違いしたため、学校に登校することも無く周りの子どもたちと遊ぶこともありませんでした。

さらに、事故で母親を亡くしたことで父親と2人暮らしに。

アメリは孤独の中、空想の世界で過ごすうちにとても想像力豊かな、しかし、周りの人たちと関わることが苦手な不器用な少女へ育っていきます。

そのまま大人になったアメリは、モンマルトルの古いアパートで1人暮らしをしながらカフェで働き始めます。

相変わらず周りとのコミュニケーションは苦手でしたが、偶然見つけた宝箱の持ち主を見つけだし、それを返したことでとても喜ばれました。
この出来事をきっかけに、アメリは人を少しだけ幸せにすることに喜びを見出すようになります。

そんなある日、アメリは他人の破り捨てた証明写真を集める不思議な青年ニノに出会います。

彼に恋心を抱くものの、現実と向き合うことが苦手なアメリはどうして良いかわからず、自分が幸せになる方法を見つけられなくて、、、。

「アメリ」の感想 【ここからネタバレあり】

映画「アメリ」の画像
引用元:「ソニー・ピクチャーズ公式」より

その魅力!世界を虜にした世界観!!

アメリの魅力といえば、やはり『アメリ現象』を巻き起こしたほどの世界観です。

わたしも見ていて終始おしゃれだなぁ~と思っていたので、そういう意味でも見ごたえのある映画ともいえるかも知れません。

なにしろ、舞台がパリ・モンマルトルですからね。

雰囲気のある古いアパート(もちろんおしゃれ)に、赤い壁紙、かわいい置物、パリの街並み、、、。
まず、女子たちにはたまらないでしょう^_^

ちなみに、調べてみると【アメリ】の舞台になるカフェ「カフェ デ ドゥ ムーラン」は実際に
モンマルトルにあり、観光地として有名です。

店内のメニューにはクリームブリュレもあるそうで、わたしもアメリのようにおこげをスプーンでパリッと潰して食べに行きたいです(笑)

この映画の影響で、一時期本気でクリームブリュレにはまってました~

そして、アメリをはじめとする曲者ぞろいの登場人物たちがストーリーにいい感じのスパイスを加えています。
逆にこれで、映画にかなりクセがある感じに仕上がったのではないかと思います。

アパートの住人、カフェに集う人々、行きつけのお店、、、
そしてアメリの思い人。

そこで繰り広げられる人間関係や会話のやり取りは、くすっと笑えるものからブラックユーモアまで。

特に、アメリの策略で恋に落ちたジョルジェットとジョゼフ。

この2人がくっつくんかい!?と思いつつ、突然意識してどぎまぎする2人は見ていて微笑ましかったりします(笑)

そして、アメリにおしおきされるコリニョン。

これに関しては、「アメリ、それは完全の犯罪では?!」と突っ込んでしまうところでしたが、
気持ち的にはスカッしましたね。

かわいいポップな映像とブラックユーモアの効いた人々。

このコントラストがまた、なんとも言えない魅力を生み出しています。

アメリの悩みはたくさんの人たちが抱えている悩みでもある

アメリ自身は、とても孤独な少女時代を過ごした経験から他人とのコミュニケーションが苦手なまま
成長して大人になります。

想像力を働かせて、自分だけの空想の世界に逃げ込む。

わたしもそうでしたが、人と関わるのが苦手であればあるほど、どんどん関わるチャンスを逃しいってしまいます。

最終的には、アメリのようの空想の世界に逃げ込む。

今風だと、マンガやアニメ、SNSなんかもそういう類に入るでしょうか?
実際に、人対人で関わることがないですからね。(オフ会とかは別ですが)
そういうとこで、すごく現代でも共通するところがあると思います。

現実との対峙というのは、大きなハードルであり1つの壁です。

アメリを見ているとその不器用さながらにいろいろと計画を練ったり、自分に落ち込んだり、、、。

ニノがカフェにやってきた時、せっかく尋ねてくれた彼に正直に自分がそうだと名乗れなかったシーンがあります。(アメリの計画で、カフェを訪ねるようにニノにメッセージを残したのですが、、、)

そのままカフェを去っていくニノを見送るアメリ。

その後アメリは水になって流れ落ちて消えてしまうのですが、ここの演出が上手いんですよ!!

「わかる!アメリの気持ちが!!」

セリフは特にないのですが、『勇気を出せなかった自分の不甲斐なさへの落胆』、『彼が去ってしまい
チャンスを逃してしまったショック』、そこからの『もう自分、消えてしまいたい、、、』
という一連の気持ちがわたしには見えました。

いやー。見ていて切なくなりました。

現実って想像通りには、とてもいかないんですよね。。

映画の最後のシーンでは、1人部屋でお菓子を作るアメリがまた空想を繰り広げます。

お菓子を作る自分のために、ニノが買い出しへ行ってくれている。

そして、帰ってきた彼がカーテンを揺らして、、、。

しかし、現実にカーテンを揺らしたのは部屋にいた猫でした。

空想は楽しいし、傷つかない。けど、むなしいのです。

だって、現実ではないから。現実は、何も変わってないから。

最後にアメリは、アパートを訪ねてきたニノをドアを開けて招き入れます。

1つの壁を壊して、現実との対峙を受け入れたのです。

本当に、1つの事が人によってはほんの些細な事でもあるし、とんでもない困難でもある。

わたしは、アメリを見ていてとても共感できるところもあるし、応援したくなるところもたくさんありました。

今現在、アメリと同じ悩みも持つ人もきっとたくさんいるんだろうなぁと勝手に思っています。

おしゃれでかわいい甘さとブラックユーモアのスパイス、そこに人とのコミュニケーション不全の問題も加わり絶妙なバランスの映画でした。

ちょこはれ

とにかく、アメリが幸せになってくれて嬉しかった…

まとめ

フランス映画「アメリ」に魅力とは!

  • 『アメリ現象』を起こした、おしゃれでポップな世界観。
  • ブラックユーモアをもつ曲者ぞろいの登場人物たち。
  • アメリの不器用な恋の行方。
  • コミュニケーション不全の悩みや問題も描かれている。

興味のある方は、とてもヒットした作品でもあるのでぜひ1度見てみて下さい。

かわいい世界感とクセのある登場人物たち。

アメリの不器用な恋や、周りの人々を幸せにするために暗躍する姿がかわいいですし勇気を貰えます!

ここまで言いましたが、この映画自体なかなかクセのある映画だと思います^^;

ハマらない方はハマらないと思いますが、ハマる方は中毒性が出てくるかもしれません!

ご注意を(笑)

それでは。

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