感動系の映画ってたくさん種類がありますよね。
その時々で、自分が必要とするものも変わってくると思います。
感動して泣きたい気分でも、大号泣したいのかホロリとしたいのかで大分見る映画も違いませんか?
その中でも、逆境から成功へと駆け上がっていくシンデレラストーリーは自分も元気や勇気を貰るし、なにより見ていて気持ちが良いですよね?
そんなストーリーを求めている人には、こちらの映画をおすすめします。
【しあわせの隠れ場所】
この映画で主演のサンドラ・ブロックは、アカデミー賞とゴールデングローブ賞で主演女優賞を受賞しました。
実話を元にしたアメフトのスター選手の波乱の半生が描かれています。
そして、心温まる家族との交流も。
温かい気持ちで温かい涙が流しましょう
【しあわせの隠れ場所】の作品情報
引用元:「映画.com」より
作品紹介
- 公開時期:2009年11月20日
- 製作国:アメリカ
- 日本公開時期:2010年2月27日
- 上映時間:128分
- ジャンル:ドラマ、スポーツ、伝記
- 監督:ジョン・リー・ハンコック
白人一家と出会い、後にホームレスからアメフトのスター選手へと駆け上がったマイケル・オアーの実話を元にした映画です。
彼は、2009年にNFLドラフト1巡目でボルチモア・レイブンズに指名され入団しました。
この映画で2010年の第82回アカデミー賞と第67回ゴールデングローブ賞でサンドラ・ブロックが主演女優賞をダブル受賞しました。
原題は【The Blind Side】
これ自体は「弱点」「無防備なところ」などの意味を持っていて、マイケルのアメフトのポジションでクォーターバック利き手逆側の死角を守る重要な役割であること。
そして、マイケルが家族の絆を深めたこと。
などの意味合いが込められているようです。
邦題とはまた違った印象を受けますね^_^
登場人物&キャスト
リー・アン・テューイ (サンドラ・ブロック)
裕福な白人一家の肝っ玉母ちゃん。
マイケルの生い立ちを知り、彼を家族に迎え入れることを決める。
リー・アン・テューイを演じたのは、サンドラ・ブロックです。
本作だけでなく、【スピード】【あなたは私の婿になる】【ゼロ・グラビティ】など多数のヒット作に出演しています。
マイケル・オアー (クィントン・アーロン)
劣悪な家庭環境で育った黒人の青年。
テューイ一家と出会い、ホームレスから後にアメフトのスター選手へと駆け上がっていく。
マイケル・オアーを演じたのはクィントン・アーロンです。
彼は、この映画で初主演を果たしました。
ショーン・テューイ (ティム・マグロウ)
力強く突き進む妻を優しく見守り支える夫。
ショーン・テューイを演じたのはティム・マグロウです。
アメリカの俳優であり、歌手としても活躍してます。
その他の登場人物
コリンズ・テューイ(リリー・コリンズ)・・・一家の娘。学校の変な噂にも負けない強くて良い子。
S・J・テューイ(ジェイ・ヘッド)・・・一家の息子でムードメーカー。まだ幼くマイケルと仲良し。
スー夫人(キャシー・ベイツ)・・・マイケルのために雇われた家庭教師。
あらすじ
裕福な白人一家であるテューイ家のリー・アンは家族と車で帰途につく途中、雨の中1人で学校の体育館へ歩いていく黒人の青年を見かけます。
彼の名前は、マイケル・オアー。
スラム街に生まれ、父親も知らず母親はコカイン中毒。
帰る家もありません。
今夜、寝るところがないことを知ったリー・アンはマイケルを放ってはおけず、一晩泊めるため家へ連れて帰ることにしました。
この出会いで、運命が大きく動き始めます・・・。
【しあわせの隠れ場所】の感想 ※ネタバレあり
引用元:「映画.com」より
感動と爽快感の詰まったシンデレラストーリー
ホームレスの黒人青年が裕福な白人家族と出会い、アメフトのスター選手へと駆け上がるシンデレラストーリー。
まさに「THE映画!」という様な展開で傍からみたら出来すぎでは?と思うかもしれません。
しかし、これは実際にあったお話。
映画なので脚色されている部分ももちろんあると思います。
ですが、1つの家族と1人の青年が出会いそしてそれぞれの運命を変えてく。
これが本当にあったストーリーだと思うと胸が熱くなりますね。
映画の冒頭からマイケルは居候している家から厄介者扱いされ、伝手で入学した学校は白人ばかりで授業にもついていけない。バレーの試合が終わった体育館でみんなが食べ残したポップコーンを拾い、着替えのシャツも2枚だけ。寒空でも羽織るものもない。
この境遇を見ているだけで、辛いなぁという感じです(;_;
そこからテューイ一家と出会うことで、家族の温もりとアメフト選手としての道を手にしていくのです。
特に、試合で頭角を現し活躍するマイケルを見ると「いっけぇぇぇ!」と思わず応援したくなるほど、見ていて熱くなりました!
最後には、実際の映像とともにマイケルがドラフトで選ばれたシーンや本物のテューイ家の写真が流れてきてます。
「本当にあった家族なんだなぁ」と最後までほっこりさせてくれます。
深まる家族の絆
もちろん、劇中にさまざまなトラブルも起こります。
陽気なS・Jと違い、学校のバカな子たちに噂を立てられるコリンズ。
マイケルの母親問題や理解されない主婦仲間たちにぶち当たるリー・アン。
成績問題、そして家族と思っていた人たちは自分を利用しようとしていたのか、、、葛藤するマイケル。
しかしお互いをよく理解し、心を開いていくことで様々な問題を乗り越え、家族の絆は深まっていきます。
マイケルが家族と仲良くなっていく描写がとても好きです。
特にS・Jと一緒にアメフトの練習をするシーン、コリンズが図書室の隣の席で勉強をするシーン。
同じ屋根の下で暮らす子どもたちが仲良くなるのは、見ていて嬉しくなりました。
そして、リー・アンもマイケルと出会うことで変化していきます。
印象的たっだのはリー・アンがマイケルに部屋を用意したシーン。
「はじめてなんです」というマイケルにリー・アンは「なに?自分の部屋が?」と軽く返します。
マイケルが一言答えます。「ベッドが」と。
この一言にリー・アンは、一瞬言葉を失いました。
自分の想像外の返答。ショックを受けるとともに、裏を返せば世の中にはマイケルのような子どもがたくさんいるのだとリー・アンは気づいたのだと思います。
マイケルの出会いでたくさんの気づきをリー・アンは、貰ったのではないかと思いました。
まとめ
- 感動的で気持ちの良いシンデレラストーリが観たい人におすすめ
- 家族の絆に心が温まる
- アカデミー賞とゴールデングローブ賞を受賞したサンドラ・ブロックの演技は見所
- アメフトに興味が湧く
最後にサンドラ・ブロック扮するリー・アンが言います。
読んだ新聞記事で、事件に巻き込まれた青年が死に、彼は優れた運動能力の持ち主だったと。
今回はマイケルはそうならずに、こうしてシンデレラストーリーとして未来に道がつながりました。
しかしその一方で、日の目を見ることなく去っていく人たちがいることを忘れてはいけないのだと思わせてくれました。
とても良いドラマ映画でした。
ぜひ、一度見てみて下さい!(^^)
それでは。